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来賓室《 矢内由美子さんのブータン・ダイアリー 》

 更新日 2013年2月18日

 

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ブータン・ダイアリー No.23 「久しぶりの大雪」

 

こんにちは。

クズザンポラー。

本日は、パロ谷の雪景色をご紹介します。

     

     

今年は、先月の1月19日に今シーズンの初雪が降り、ブータンの習慣にならい「初雪が降った日は、官公庁や会社などの各機関、学校などが休み」になりました。

ここ数年は、シーズンに1〜2回ほどしかまとまった雪は降らなくなり、降雪量も減っていましたが、今年は、2月17日に今シーズン2度目の雪が降りました。

降雪の後に晴れ強い日差しにさらされても、なお雪が残るしっかりと雪が降ったのは約3年ぶりです。

乾燥しているこの季節に雪が降ると、森林火災の予防に役立ちます。

梅や桃のつぼみが少しずつ膨らみかけていた矢先でしたが、パロの人々は久しぶりの大雪に喜んでいるように感じます。

パロ・ゾンも、聖山チョモラリも、タクツァン僧院も、パロ谷を雪化粧で美しく染めました。

パロ谷に春をつげるパロ・ツェチュ祭まで、あと1カ月と少しですが、春を待ちつつ冬景色も楽しんでいる季節です。

 

 

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ブータン・ダイアリー No.22

 

「謹賀新年」 1月3日

新年明けましておめでとうございます。

皆さまはお正月をいかがお過ごしでしょうか。

昨年の後半はこのブータンダイヤリーの更新が滞り、今年はもう少し頻度をあげて更新することを本年の抱負の一つに加えます。

昨年の2012年に起きたブータンでの変化を考えてみると、ウォンディポダン・ゾンが燃えた悲報、ドゥック航空のシンガポール路線が運航開始、

国王陛下ご夫妻が来日された後に日本人のブータンへの観光客が特に増えたことなどがあります。

 

私自身としては、昨年9月15日に古都プナカの新しいホテル「ウマプナカ」がオープンしたことが大きな変化でした。

私自身がブータンで働くことを選んだ理由は、民主化が始まりブータン自体が変化をしていく過程を自分で体験してみたい、

観光業の中でブータン側と日本側の間で発生する矛盾や隙間を埋めて双方の利益を繋ぎたいと思ったことでした。

 

実は、ウマパロがオープンした2004年当初は「ブータンには5星ホテルは必要がないのでは」と思っていました。

ブータンは国自体が魅力にあふれ、貴重で雄大な自然や伝統と文化、素朴な人々、独自のユニークな政策などがありホテル選択の重要性が一番となるケースが稀なためです。

しかし、民主化が始まり多くの観光客を受け入れる今は、より多くの選択肢があることも重要だと思うようになりました。

観光客側にとっても必要ですが、ブータンにとってもメリットがあります。

ブータンでは、私の職場のように200人以上のスタッフが働く民間企業はまだまだ少なく、雇用の機会を与えられることは、若い世代が人口の多くを占め、

希望する職種につけない世代にとっては必要であり、また地域の農家や地域の人々の協力のおかげで、地産地消もシーズン毎に少しずつ増えていることも大きな喜びです。

 

新しいウマプナカの求人には、プナカ周辺や遠くの地方から職を求めて来たスタッフが多数いました。

オープニングまでの半年間のトレーニングでは、ゲストハウスではなく、一般のホテルにも泊まったことがあるスタッフはいませんでしたし、

自分の仕事内容がイメージできない人がほとんどでした。

一番時間がかかったのは、ブータンの礼儀作法「ディグラムナムジャ」に基づき、口元を隠して小さな声でぼそぼそと話し、目上の人と対等に目線を合わせることを避ける

習慣で、『ブータンの作法としては大切だけれども、お客様にはその話し方では何を伝えたいかわからないから、この時はやめようね』と毎日繰り返しのトレーニングでした。

また、シャワーキャップは使ったことも、使い方もわからないため、まずは用途を覚えることからスタートです。

用途がわかると、どのように置く必要があるのかがわかります。

地方から出てきた若いスタッフが日々新しいことを覚え、それに伴い自信を持って仕事をする姿は生き生きと輝いていて、私も働くことの楽しさを改めて感じました。

 

将来は、より多くのブータンの人々が活躍できる職場を目指し、今年も一緒に頑張っていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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