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来賓室《 音楽教師・間庭真梨子さんの「寝ても覚めてもブータン」 》

2014年〜2016年

 

 

 

最終回 「ブータンを離れて」 2016年4月18日

 

2年間、気ままに更新させていただいたこの連載も今回で最後になりました

お読み下さった皆様、本当にありがとうございました

 

大学4年生でブータンの本に出会って、読み終わった後、胸がドキドキしたあの日

たくさんの奇跡のようなご縁が積み重なり、羽田空港から旅出ったあの日

トランジットでハプニングが起きてスワンナプーム空港で24時間路頭に迷ったあの日

ブータンの空港に降り立ち、雲一つない青空だったあの日

 

生徒たちと歌ったり、笑ったり、焦ったり、怒ったり、泣かれたり

先生達と笑ったり、時間を忘れて無駄話をしたり、噂話をしたり、たまにまじめな話したり

そしてそのどんな日も、かわらずに美しかった緑の山々と、谷を吹き抜ける風と、青い空

 

ブータンの人は陽気で自然でまっすぐだった

知らないうちにカチコチになっていた私の頭はなにも知らなかった時のようにぼんやりした

 

この2年間は夢だったのかもしれないけど、夢にしては大きすぎるあらゆる変化を私に与えてくれました

 

私を理絵さんへつなぎ、この全ての機会のきっかけを下さった山本けいこさん

そしてペルキルスクールに受け入れて下さった理絵さん

一緒に日本人として働いて、家をシェアして、この信じられない2年間のほぼ毎日を一緒に過ごした友美さん

そしてブータンで出会った全ての方々

本当にありがとうございました!!

 

感謝を込めて・・・・

「ブータンで花は咲く」

 

間庭真梨子

 

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「二つのコンサート」2015年10月26日

 

先日一年の最後の行事となる二つのコンサートが終了しました。

一つ目は日本からお越しになった合唱団の皆さんと合同で行った合唱コンサート。

ステージはティンプーの町の中心にあるクロックタワーという野外広場です。

子供たちは誰もが知っている有名な広場でのコンサートということもあって、学校から現地へ向かうスクールバスから大はしゃぎ。

クラス2,4,6の総勢50名が日本語で「故郷」、英語で「ドレミのうた」を歌い、そのあとクラス4とクラス6が鍵盤ハーモニカで「ピアノオンザロック」、

最後には日本の合唱団の皆さんと一緒に、2011年の東日本大震災の時にNHKによって作られた復興支援ソング「花は咲く」を英語と日本語のミックスで演奏しました。

ブータンの人にとっては馴染みの全くない"コーラス"の演奏だったので、初めは興味を持っていただけるか不安でしたが、

誰でも見られるクロックタワーでの演奏ということもあり、生徒達のご両親をはじめ、通りすがりの方や、近くのお店の方など、

たくさんの方々が集まって下さり、「とてもよかった」と言っていただけました。

そしてコンサート終了後には合唱団の皆様が、はるばる日本から持ってきてくださった『コアラのマーチ』を一箱ずついただき、生徒全員満面の笑みで終了しました。

 

そしてその一週間後には、学校でのスクールコンサート。

こちらはクラスPPからクラス6の子供約140人が、クラスごとにダンスや歌や劇を練習し成果を発表しました。

私はすべてのクラスを一曲ずつ担当しました。

 

クラスPPは英語の歌にあわせて踊りを踊りました。

キュートな姿に親御さんもスマートフォンやアイパッドで立ちあがって撮影していました。

クラスPPA「This little pig went to the market」、クラスPPB「Hokey Pokey」

クラス1は一年間かけて練習してきた鍵盤ハーモニカ演奏。

練習ではマーチングを少し取り入れた演奏に子供達も苦戦し、私自身どうなることかとハラハラしましたが、本番はいつも以上の力を発揮し大成功しました。

さすが、「本番に強いブータン人!」の芽は幼い時から・・・・・

クラス1A「Mary had a little lamb」、クラス1B「Puppy's march」

クラス2は「花は咲く」の合唱。

こちらはクロックタワーで本番を一度経験しているので安心・・・と思いきや、事前の練習ではクラス4と6の助けがなくなったため、歌詞がボロボロに。

しかし本番では自分たちで色を塗った花を持ってしっかり集中して演奏でき、お客さんにも大変喜んでいただけました。

クラス4と6は、クロックタワーの時とは違うアレンジで「ピアノオンザロック」を演奏しました。

クラス6は鍵盤ハーモニカだけでなく途中木琴に持ち替えての演奏。

初めてドレミに触れる生徒にとって、曲は簡単なものではありませんでしたが、一年かけてこつこつ練習してきたのでみんな余裕をもって演奏することができました。

 

これで子供たちにとって残るは期末テストだけとなりました。

あっという間の一年でしたが、つい先週の朝会で子供たちの列を後ろから眺めていたら、みんな大きくなったなぁ、としみじみ感じました。

PPの子供たちは、ついこの間まで真新しいスクールのゴとキラでぐにゃぐにゃしていたのに、いつのまにか一人前に列にしっかり並んで朝のお祈りをしています。

この毎朝の日常も私にとっては残り数か月の光景となりましたが、しっかりと目と耳に焼き付けていきたいと思います。

間庭真梨子 

  

  

クロックタワーコンサート               クラス2 花は咲く               クラスPPB hokeypokey

         

クラス1A mary had a little lambピアニカ               クロックタワーコンサートのリハーサル風景

 

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「スポーツデー2015」(9月3日掲載)

 

今年もペルキルスクールのプライマリーウィングのスポーツデーが無事に終了いたしました!

雨の心配もしましたが、ちょうどモンスーンの中休みで、お日様も控えめのちょうどよい天気でした。

スポーツデーは四つのカラー(赤・青・緑・黄)対抗で行われます。

 

昨年同様、ラジオ体操から始まり、日本の運動会でお馴染みの玉入れ、大きなパンツに二人で入ってリレーするデカパンリレーも行い、

今年初めていらした親御さんからは、「こういったスポーツデーは初めて見たので楽しかった。」と言っていただけました。

 

昨年も玉入れの準備には苦労しましたが、玉入れの籠は、今年も学校のケアテイカーさんが、軽々とブータンの背負い籠を竹に括りつけて作ってくれました。

小さな子供だったら入ってしまいそうなこの籠は、学校周辺では収穫したリンゴ運搬などの日用品です。

玉は「昨年製作した赤白各100個の玉があるから今年は楽だね」と話しながら、

ふと、去年の運動会後に玉に入れた麦に虫が大量発生していたのをそのまま仕舞った記憶が甦ってきました…

しかし、そんな日本人の心配をよそに、ブータンの先生方がテキパキと日向に干して無事に再利用できました。

 

デカパンは去年私が学校のミシンを使い制作しましたが、今年は六年生が二人入るととってもきつそう。

みんな大きくなったのね!

 

当日、私は音楽を担当しました。

日本では運動会の時バックで音楽がほぼずっと流れていますが、ブータンのスポーツデーではダンスの時以外、音楽を使いません。

しかし、私は運動会と聞けば「クシコス・ポスト」や「天国と地獄」の曲が自然に思い出されますし、運動会の朝「ギャロップの道化師」が流れていて、

青空に万国旗が掛かっているのを見るととてもワクワクした記憶があります。

ということで、せっかく音楽を担当したからには、私が経験してきたおなじみの運動会メロディーを使った運動会にしようと思い、

徒競走では「クシコス・ポスト」、玉入れでは「剣の舞」、ビッグパンツレースでは「トランペット吹きの休日」、などたくさんの曲を用意しました。

最初は半分自分の自己満足かもしれないな、と思っていましたが、

いざ音楽がかかると、

ブータンの子供たち、今にも走り出しそうに体を動かしたり、立ちあがって音楽に合わせて体を動かしたり、大はしゃぎ!

音楽が人の気持ちを動かす力は日本でもブータンでも一緒だな! と改めて嬉しくなりました。

 

また、意外だったのは、子供の観戦に夢中の親御さんが、私が音楽をかけるタイミングが遅かったときに、「マダム!音楽!音楽!」と仰ったことです。

親御さんも音楽と一緒にペルキルスポーツデーを楽しんでくれていたようです。

 

夏も終わり、今学期も残り4ヶ月となり、最後の大きなイベントはコンサートを残すばかりとなりました。

コンサートも子供たちにとって楽しい思い出になるように練習と準備に励みたいと思います。

 

  

間庭真梨子

 

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期末試験 (2015年7月1日掲載)

 

6月末までブータンの学校では期末試験期間でした。

私が音楽教師として勤務しているペルキルスクール(私立)でも、クラスPP(4、5歳の小学校入学前クラスで、正確にはプレ・プライマリースクール)から

クラス12(12年生、日本で言えば高等学校最後のクラス)までの生徒が、一斉に試験を受けました。

 

小学校前のクラスPPで試験? と思われる方も多いと思いますが、PPからしっかりとブータンの国語であるゾンカ、教育言語の中核である英語、算数、

EVS(ゾンカで行われる理科系教育)の4教科の試験を行います。

 

PPは、日本での幼稚園児年齢ですので、鉛筆を握って椅子に座っているだけでも私はえらいと思うのですが、一日一教科30分の筆記試験を四日間行います。

・・・・小学校1年生にあたるクラス1からはテスト時間が1時間半になります・・・・

PPのテストといっても、遊びではなく教師も家族も真剣そのもの。点数が悪いと落第もありえるので、しっかり試験勉強をして臨みます。

日本のような家庭教師や塾はまだまだ一般的ではありませんが、ブータンは一つ屋根の下に住んでいる家族(親戚)が多いので、

自然に年長者が年少者の面倒を見るというスタイルがテスト勉強にも生かされているようです。

 

教師達は試験終了後から数日で試験の採点と通知表を作製します。

ブータンの通知表には、試験の点数、全教科の合計点数のパーセンテージ、クラス内での順位が明記されます。

          

子供たちにとっては期末試験の終わりは待ちに待った夏休みの始まり。

テストが終わってしまえば、子供たちにとっては結果なんてなんのその。小学部の子供たちは半袖短パンで近所の子供たちと近所を遊びまわっています。

ブータンでは原則として7月1日から7月14日までの2週間が学生の夏休みとなり、この期間はティンプーの町中が若者で夜まで溢れます。

 

数週間後にまた少し色黒になった生徒に会うのが楽しみです。

二学期はスポーツデーとコンサートがあるので、忙しくなりそうです!

 

間庭真梨子

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2015年4月18日掲載 「新学期」

 

今学期が始まってあっという間に一ヶ月が過ぎました。

ペルキルスクールの一番小さいクラス、プレプライマリー(PP)にも4,5才の新しい子供たちたくさん入学してきました。

去年一番小さかった子供たちが新しいプレプライマリーの子と並ぶと、見違えるほどアチョとアジム(お兄さんとお姉さん)に見えるので不思議です。

今年はPPからクラス6までで、約150名の生徒が在籍しています。

音楽の授業では、PPでは踊り付きの英語の歌やゲーム、クラス1,4,6ではピアニカに取り組み始めました。

クラス2は、ペルキルスクールがプライマリーウィングを開いた年にPPとして入り、PP → クラス1 → クラス2と育ってきた生徒達がほとんどです。

音楽の授業を一年目から受けているので、音感も良く、難しい課題にも取り組むことができるのですが、30人の子供のエネルギーにしばしば私の声がもたなくなります。

今年はこのクラスで、去年は取り組んでこなかった二部合唱に初めて取り組もうと思っています。

どんなハーモニーを作ることができるか、今から楽しみです。

         

先日、年に一度の学校の「リムドロ」という一年の学校の無事を祈る儀式も終えました。

PPから高校生のすべての生徒と学校職員が五体投地を行います。

お祈りの後に、「スジャ」と呼ばれるバター茶に「ザウ」という炒米を入れて食べる伝統的な軽食をいただいて、ほくほく嬉しそうな子供たち。

         

今年も12月までの約9ヶ月間このブータンの地で子供たちと頑張っていきたいと思います。 

間庭真梨子

 

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2014年12月26日掲載「ティンプーのお土産」

 

この冬、ブータンに来て初めての一時帰国を前に、ティンプーでお土産を調達しました。

ティンプーの町中には大小20件以上ものお土産屋さんがありますが、手作りのものが多く、お店によって置いてあるものもデザインも違うので、見て回るだけでとても楽しいです。

その中で私が注目したものをご紹介します。

 

私が今回買ったもので一番多かったものは、ブータンの生地を使ったポーチ(400Nu~)です。

キラの古布を使ったものや、新旧様々なデザインの織が入ったものなど、どれも一点ものなので、見ているだけでわくわくします。

ポーチを選ぶときのポイントは、なるべく日本のジッパーを使ったものを選ぶことです。

この一年間私自身こちらのポーチをいくつか使ってきましたが、残念ながらインド製のジッパーは壊れやすいのです。

せっかくのお気に入りのポーチが壊れたら残念ですからね!

 

ブータンの織物の素晴らしさを手軽に楽しめるのはランチョンマット(700Nu~)。

コットンのものはお手頃価格ですが、織りの模様にシルクが使われているものになると3000Nuくらいと、なかなかの価格です。

しかしランチョンマットのサイズでも約3か月かけて織っていくということなので納得できる価格です。

細かいシルクでの織が入ったものは私は手が出ませんが、本当に美しいのでブータンにいらした方にはぜひ注目していただきたいお土産のひとつです。

 

他にもキラとゴの形のボトルカバー(250Nu~)や、マニ車のストラップや手作り木製ミニマニ車もブータンらしくていい感じです。

手漉き和紙という伝統を持つ日本人には、手漉きブータン紙のレターセット(250Nu~)、その他の紙製品も大変喜ばれます。

紙製品には様々なものがあり、デザインやサイズも多様で、軽くてスーツケースに入れて持ち帰るのにも便利です。

私は今回買いませんでしたが、キラやゴの古布が使われたカメラをさげる紐(1500Nu~)も日本の友人に人気でした。

      

ブータンのお土産は手作り一点ものということもあってやはりちょっと高いのです。

私は音楽教室の子供たちにたくさん配るもの(40個くらい)を探したのですが、よく観光地でみかける観光地チョコレートのようなものはブータンにはありません。

いろいろ考えた末に、ブータンで少しづつ集めていた布と、日本で手に入るくるみぼたんキットとゴムを使って「髪ゴム」をたくさん作りました。

女の子に限られてしまいますが小さい子から大きい子まで気に入ってもらえました。

                 

今回は私が好きな布製品ばかりですが、ブータンにはその他に、木製の器ポップ(木地師が木工ろくろで成形した器に漆を塗って作るもので、

主としてバター茶やお酒を飲むのに使われます。)や、竹でできた丸籠バンチュ(身と蓋との二個一組の伝統的な弁当箱)、手の込んだ銀製品もたくさんあります。

ただ仏具や骨董品などはインド、ネパール、チベットから来たものもあるので、ブータン製のものが欲しい方は要注意です。

ブータン政府は原則として領収書のない古い仏具や骨董品の持ち出しを認めていませんので、きちんと領収書を出すお店で購入してください。

 

来年はどんなブータン製品に出会えるでしょうか。

また「これは!」というものを見つけたらご紹介します。

間庭真梨子

 

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10月20日『スクール・コンサート』

 

前回お伝えしたスポーツデーに続き、小学部のスクールコンサートも無事に終了しました。

クラスPP(4,5歳)からクラス3(8,9歳)までの生徒たちが、約1ヶ月かけて練習した踊り、歌、合奏、劇を披露しました。

私が担当したものの中からいくつかご紹介します。

クラスPPのAは「the farmer in the dell」を、クラスPPのBは「old macdonald had a farm」 を踊りながら歌いました。

お面や小道具も作り、本番でも大はしゃぎで楽しんでいました。

クラス1の子供たちは、鍵盤ハーモニカに挑戦しました。

曲はクラス1Aが「聖者の行進」、クラス1Bが「ロンドン橋」。

新学期からドレミで歌う事や紙鍵盤でドレミには親しんでいたので、どんどんとコツをつかんで弾けるようになる子供たち。

本番の舞台が小さいので机を置くのは難しく、左手に鍵盤ハーモニカを持ち立った状態で演奏をすることになりました。

 

さらに、マーチングも取り入れたため、初めての演奏+初めてのマーチングで、私は直前までドキドキしましたが、鍵盤ハーモニカが大好きな子供たちは、この難しい挑戦にも頑張ってついてきてくれました。

本番では、初めて見る・聞く、鍵盤ハーモニカマーチングに親御さんも驚いてくださったようです。

なお、この鍵盤ハーモニカは、同僚の保育士さんが働いていた保育園と福井ブータンミュージアムの野坂様が寄付して下さったものです。

クラス3は初めてリコーダーに挑戦しました。

リコーダーで正しい音を出すためには穴をピタッと隙間なく押さえなければなりません。

手の小さい子は悪戦苦闘・・・・・

しかし、わずか2か月の間で、ソラシドの音を吹けるようになり、北村俊彦作曲の「地平線」と「ブラックホール(『笛星人』より)」というかっこいい曲を弾けるようになりました。

それぞれにソロやソリ(小編成の合奏)もあり緊張しましたが、皆のがんばりで大成功でした。

合唱は、クラス1合同で初めての2部合唱で「ドレミの歌」に挑戦。

元気いっぱい歌うことができました。

 

コンサートの締めくくりには、クラス3の「over the mountain(NHK『えいごであそぼ』より)」

素直な歌声が響きました。

ブータンでは既存の曲に合わせて踊るというコンサートスタイルが多い中で、私たちのコンサートは初めて尽くしの新しいスタイルになったと思います。

しかし、なにより嬉しかったのは、子供たちが体験した練習の日々が達成感という豊かな実を結び、私の思っていた以上に充実したものになったことでした。

間庭真梨子

 

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「スポーツデー」

先日、私が働くペルキルスクール小学部でスポーツデーがありました。

小学部は去年から開校されたばかりなので、クラスPP、クラス氈Aクラス。で構成された総勢88名です。

私の他に保育士さんである日本人の先生がもう一人働いているので、日本の運動会の要素が満載ですが、やはりブータン、

一番最初に国家斉唱そして太鼓に合わせた行進は欠かせません。

行進では来賓席とブータン国旗へのアイ・スライド(手の振りを止め、来賓の方向に一斉に顔を向け行進します)を行います。

 

競技はラジオ体操・50m走・玉入れ・マイムマイム(フォークダンス)・デカパンリレー・障害物競争など日本でもお馴染みの競技で盛り上がりました。

玉入れは初めての試みだったので、玉の中に何をいれるのが一番ベストか玉入れの籠はどうやって作ろうか、など一から試行錯誤の末に完成しました。

籠は、果物や野菜を背負って運ぶブータンの籠を竹にくくりつけ、玉の中に入れるものは、値段や重さを考えて麦を利用しました。

生徒達が玉入れを楽しんでいる姿を見られた時には幸せも2倍です。

 

そして一番最後には『ペルキル ニャゲ チュンク』

これはブータンの力自慢コンテストを模したもので、小学部の力自慢の四人が競いあいました。

本物のニャゲコンテストの決勝戦はテレビカメラも入り、ティンプーにある一番大きな競技場であるチャンリミタン競技場で年に一度行われます。

各県の予選を勝ち抜いた力自慢達がタイヤを運んだり丸太を斧で真っ二つにしたりして、タイムを競います。

子供から大人までが大興奮で楽しめるブータンの中ではとても大きなイベントです。

私達の学校のニャゲでは、水の入ったペットボトルを運んだり、タイヤを引きずったりして、本物に負けないくらい大きい声で盛り上がりました!

真剣に走ったり、一位になれなくて悔しかったり、友達を声を枯らして応援したり、生徒たちにとっても私にとっても忘れられない一日になりました。

間庭真梨子

 

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8月12日掲載 ブータンのお誕生日

「お誕生日」といえば家族や友人とパーティをして、お誕生日の人にみんなからプレゼントをあげたりしますが、ここブータンでのお誕生日は少し変わっています。

お誕生日を迎える"本人"が、誕生日当日、友人や同僚にお菓子やケーキを振る舞ったり、ランチを奢ったりするのです!

そのため、私の働く学校でもこのような光景に出会います。

お誕生日の子はクラスの子全員にお菓子やおもちゃのセットを配ったり、ティーブレイクの時間にケーキ屋さんでオーダーした大きなケーキをみんなで分けて食べたりします。

主役の子はみんなに「happy birthday」を歌ってもらって、嬉しそうな、少し恥ずかしそうな表情。

     

誕生日の前日には、誕生日の子の両親から担任の先生に「クラスメートの人数は何人でしたか?」「どんなものをあげたらいいんですか?」

などと電話がかかってくることも度々あります。

ブータンのお父さんお母さん、お誕生日の前日はお菓子の袋詰めやケーキのオーダーに大忙し。

そして出費も大きいですね。

 

大人の場合は同僚や友人に奢るのが定番らしいのですが、この習慣に慣れない日本人の友人の話を聞くと、

ひっそりと誕生日はなかったことに…とやり過ごす人もいれば、思い切ってババーン! と職場にケーキを持参する人など様々のようです。

私の誕生日は1月。

その頃は冬休みで日本に帰ります。

嬉しいような残念なような。

真庭真利子

 

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ブータン館主 山本 より

ブータンで小学生の誕生日に出会った事が複数回ありますが、このような豪華版は初耳です。

同校がティンプーの私立であるから? 時代が変わった?

 

以前から聞き知っていたのは、出会ったのは、

学校中の人々(教師、生徒)は勿論、スクールバスの運転手、たまたまの来客に対しても、ひとりずつに、

子供がちょっとはにかみながら、「誕生日を迎えられた感謝の気持ちです」と、ひつ粒のキャンディーを手渡してくれました。

勿論、ブータンのマナー通り、両手で!

素敵な習慣だと思いました。

 

 

 

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6月20日掲載 新しい楽しみ

日本でもお馴染みのあのアイスクリームショップが1ヶ月前にブータンに誕生しました。

マクドナルドもケンタッキーも無いブータンにまさかと・・・と、半信半疑で行ってみると、まさに私が知っている「サーティーワンアイスクリーム」でした。

店員の洋服コスチュームも同じ、店内も清潔で明るい雰囲気で、30種類以上のフレーバーに目移りしてしまいます。

日本と違うのは、来店者としてキラを着た女性達が並んでいることです。

しかしアイスを選ぶ真剣で愉しげなまなざしは私たちと同じです。

1スクープ(シングル)80Nu(約150円)。日本で同様の量を頼むと320円くらいなので安く感じますが、

じゃがいも一キロが20Nuで買えるティンプーであることを考えるとかなりの贅沢品です。

      

このサーティーワンアイスクリーム・ブータン一号店は、2012年に、日本のメディアで良く紹介される手信号から10分ほどの所にオープンした、

ティンプーで一番大きなスーパーマーケット My mart の一階に入っています。

小型イトーヨーカドーといった規模ですが、レジも二台完備され、ブータンの中ではとても近代的なスーパーです。

ブータンに来る前には、まさかティンプーでサーティーワンアイスクリームを食べる日が来るとは想像もしていませんでした。

しかし日本でよく見るような店が増えたと言っても、やはりまだまだ人々の中にも町の中にも、ブータンへ来る前に見たTV映像や書籍で知った生活や文化が残っています。

ブータンに来て4か月が過ぎましたが、このような日本で馴染んだ店は、外国人の私にとってはホッと一息つける場所です。

チリ(唐辛子)で弱ったおなかに嬉しい店です。

間庭真梨子

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5月5日掲載 ティンプーの最新カフェ

      

ティンプーのサブジバザールから、日本のTV番組で「踊るお巡りさん」と紹介された事もある軽快な手信号交差点方面に歩いている時に、素敵なカフェを見つけました。

「Coffee Culture」の木製の看板に惹かれて中に入るとオシャレで現代的な店内に、思わずここは日本だったか・・・と思ってしまったほどです。

広々とした1階席と、ゆったりとしたソファーの2階席がありとても落ち着いた雰囲気です。

店員さんに話を聞くと、2014年4月3日にオープンしたばかりとのこと。

正真正銘の、ティンプー最新カフェ!

ショーケースには多くの種類のケーキ、クッキー、クロワッサン、キッシュなどが並べられていて、レジの傍にはパックやアクセサリーなどの韓国雑貨も置いています。

レギュラーコーヒーとケーキで 100Nu〜150Nu(ニュルタム)くらいで、ブータンの平均月収から考えると、日本でしたら「2千円のケーキセット」とかなり贅沢な憩いです。

店内は WIFI FREE(要パスワード)なので、パソコンや携帯を持った外国人のお客さんが多いようですが、私の印象では wifi はすこし弱めでした。

wifi 目当てに行くといささか期待外れかもしれません。

しかし、なんといってもブータンでは主流のバタークリームではなく、生クリームのおしゃれなケーキが食べたい時にはおすすめです!

 

  

ブータンで一番古いカフェは、第三代国王陛下治世時の1970年にオープンした「Swiss Bakery」です。

かつては、唯一本物のコーヒーが飲め、美味しいケーキとパンがあるお店で(当然高価)、ブータンの富裕層と外国人の集いの場だったそうです。

ティンプーの町の手信号交差点から歩いて1分で可愛らしい円形の建物と門柱のような茸のオブジェが眼に入る印象的なお店です。

ティンプーのカフェではおおむね使える wifi がないためか、店内でゆっくりお茶やケーキを楽しんでいる方は少ないようです。

しかし、さすが老舗のスイス・ベーカリー、私がレトロなひとときを味わっていた僅か30分の間にも、テイクアウトのお客さんが次々に来店していました。

ゆったりした、懐かしい雰囲気を味わいたい方にはおすすめ!

間庭真梨子

 

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3月28日 人気の象印のランチジャー

ブータンの首都ティンプーでは、お弁当と飲み物をカラフルな可愛らしいバスケットに入れて通学するのが一般的です。

小中高生がカラフルなバスケットを手に通学する姿はとても微笑ましいです。

私が音楽教師として勤務している pelkhil school(私立 http://pelkhil.edu.bt/) の生徒達たちの弁当箱で現在人気があるのは、

日本ではお馴染みの象印の「OBENTO」(http://www.zojirushi.co.jp/syohin/outdoor/SLNC.html)です。

       

中には、ケワダチ(ジャガイと唐辛子のチーズ煮)やエマダチ(唐辛子のチーズ煮)などの、ブータンで日常的なおかずが入っています。

やんちゃな男の子たちも、ランチタイムばかりは黙々と御飯を食べていて、とても可愛いです。お弁当の時間は、日本でもブータンでも嬉しいひとときです。

     

この「OBENTO」には、中に収納されている容器が二つと三つの2タイプあります。

二つタイプは3500Nu、三つタイプは3800Nuで販売されていますが、ごく普通の弁当箱が100Nu~500Nuであるのに比べると、大変高価なものです。

本校では、半分以上の子供たちがこの 「OBENTO」 を持ってきます。

ブータンで多くの人が、将来望む職業としてあげる国家公務員の平均初任給が15000Nu~30000Nu であることを考えると、驚くほど高価です。

日本製品が遠いヒマラヤの地で大活躍していて、とても嬉しくなりました。 

真梨子

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3月10日

先日ティンプーの町にある市役所が運営する図書館に行ってきました。

町の手信号の交差点から徒歩8分くらいのところにあります。

小さい図書館ですが、子供の本から難しい本までしっかりナンバリングされて管理されています。

本を借りるには入会金が500nu、年会費が50nuかかります。一度に2冊まで借りられて、期限は2週間だそうです。

入会金がかかるため、すべての子供が利用できるわけではないですが、私が行った日もたくさんの子供たちが嬉しそうに本を借りていました。

またここでは毎週土曜日に子供のためのプログラムも行われていて、この日も30人ほどの子供たちが集まり一緒に折り紙をしました。

初めて折り紙をする子は大変苦労していましたが、出来上がると「次は?次は?」と言って大変楽しんでいました。

一枚の正方形からノリもはさみも使わずに、いろんな形を作ることができる折り紙にブータンの子供たちも大変驚いたようです。

私も子供たちがだんだん打ち解けて笑顔を見せて楽しんでくれたことに大変うれしく思いました!

 

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2月23日

はじめまして!

夢に見たブータンにやって来て、先月28日からティンプーでの生活を始めました。

ティンプー近くの私立学校で音楽の先生をします。

ブータン初心者の目線からブータンの生活で気になったことなどを少しづつ書いていければいいなぁと思っています。どうぞよろしくおねがいします。

 

今日は初めてティンプーの町中にあるwifi freeのカフェ「ambiant cafe」に来ました。

ブータンに来る前は、パソコンは使えるのか…携帯はどうやって使おうかな…とかわからないことばっかりでしたが、ティンプーの町にはwifiが使えるところがけっこうあります!

そして、そういう場所には外国人やおしゃれなブータン人の若者が集まります。

携帯はドコモのギャラクシーs2をsimフリーにしていったら、b-mobileのsimの入れ替えで使うことができました!

便利な時代です。

写真は私の住むアパートです。

私の住む町にもこういったアパートが次々に建っています。

どんどん変化していくブータン。

これからどんなことが起きるのか楽しみです。

では、気長におつきあいください。

私宛のメールは、この『ブータン館』にお送りください(転送されます)。皆様のご感想を頂戴できますと嬉しいです。

真梨子 

     

 

 

 

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