『ブータン館 BHUTAN-KHANG』 トップページへ

のろ亀館長の ブータン写真旅日記(1983年から2013年まで21回) 

ブータン館写真旅日記 番外編 :  ホテル・エベレスト・ビュー    青藏鉄道    遼東半島    ミャンマーの旅

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

古の耽羅国(済州島)を訪ねて 2015年2月9日〜11日

      

1980年代初期、首都ソウルの韓国一のホテルでも、外国人に対してさえ 100%白米を提供する事ができず雑穀を30%混ぜる事が定められていた時から行き始めて

(それから何度か行っている内に、白米100%が可能になった政治力は敬服に値する、たとえ軍事政権であっても)

訪問回数が二桁になる前に、博物館、発掘現場、資料館、寺、古墳、歴史的現場&跡、etc.38度線以南で見るべき所で残すは「済州島」と「38度線」となった

そこで今回はまず済州島、古の「耽羅国を訪ねる事にした

 

日本とは古くからの縁があり、中大兄皇子が活躍していた時代に「遣耽羅使」を送り、耽羅国からも王子・阿波伎等を日本に派遣したことが史書に記されている

時間的制約があるのか、小中学校の歴史授業では同時期の「遣唐使」には一定のページを割くのに、「遣新羅使」や「遣耽羅使」などについて触れられる事がほとんどない

大陸(朝鮮半島 = 韓半島 を含む)と日本の文化伝播を考える上で、少々片手落ちの感がある  

お薦め資料 

 

何年も前から考えてはいたが、目的地がいわゆる観光地景勝地ばかりではないので一般募集ツアー利用は無理、

といって、同行するという物好きも現れず・・・・

そこで、知人の旅行会社社長に「ガイドは、博物館・記念館の解説&私の発する千数百年の歴史的質問に答えられる方」という厄介な人選を依頼し、

借り上げたタクシーで、香川県(日本で一番小さい面積の県)よりやや小さい島をぐるっと巡る旅に

 

しかし、さすが韓国のハワイと称される済州島、今回行った全ての場所が、選択に困るくらい数多くのサイトで紹介されていて、リンクを貼るだけで旅日記を書く必要がない(笑)

ということで、いつもの写真旅日記というよりは、個人的な「備忘録」の趣になってしまいました、悪しからず

 

済州島には、博物館/ミュージアム/記念館、等をうたう施設が30近くある事に驚き、数カ所を除き私立である事にもびっくり!

自己顕示欲?  自己主張?  はたまたよほどお金持ちが多いのか?

 このページ最上段へ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

9日(月)

7:19 成田着 

自動発券機にパスポートをかざしただけで、デパートのレシートのような薄い紙に印字された搭乗券が、ヒラッと、いとも滑らかに出てくる軽薄さ

預け荷物がないため、航空会社のカウンターに寄る必要もなく、ペラペラ搭乗券を持って手荷物検査から始るいつもの段取り

ひとりだと言うのに、何とも緊張感に欠ける旅立ち(笑)

 

大韓航空女性社員でまとめ髪の人たちがつけている簪状の髪飾りが良いなぁ・・・・ どうやらベージュのほうが地位が上?

   

ほぼ白の薄色ベージュ・スカートに、髪飾りと同色、水色とベージュのブラウスとジャケットを 様々な組み合わせで着用

イタリア人デザイナー作品だそうですが、造り過ぎていないところが好感!

 

9:45

飛行機はまるで新幹線のようにきっちりと飛び立つ

B737 という乗り馴れた中型機の機内空間(3席・通路・3席)の居心地がよい

     

     出て来た機内食(遅めの朝食)は微妙な和風弁当

     向かって右上に添えられた「もみじ饅頭」がその微妙さ感をさらに増している

     大韓航空なんだから、「もどき」でいいので韓国料理弁当にしてくれれば嬉しいのに・・・・ 

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

12:17

予定時間きっちりに 済州国際空港着   

両手人さし指を指定の場所に乗せて指紋をとられ、入国スタンプをポン!

ターンテーブル周辺で荷物待ちの乗客を横目に、さっさと済州銀行で両替し(円安なのでドルからウォンに)、外へでるとずらっと出迎えの人々が・・・・ 

一番前に立っていたのが夫(プ)さんという、大学卒業以来ずっとこの仕事をしているというベテランの通訳ガイド(50歳)

2泊3日の女性客(一応・・・笑)がリュックひとつ背負っただけの手ぶらで現れたのを見て、「これだけですか?」と唖然とした表情

日本語タクシーと書かれた車のドライバーは韓(ハン)さん、普段は日本語での簡単なガイドもしているとの事で通常の日本語は問題なし

   通常の観光で、博物館での解説も展示説明範囲で良ければ、日本語タクシーチャーターのみで充分かも知れない

 

行動開始前に、予定表に入れていなかったリクエスト3件(「4・3平和公園」と「三姓穴」へ行きたい、「太刀魚、甘鯛、チヂミ」を食べたい)を相談

「4・3事件(実態は内戦)」の事の始まりが「3・1抗日運動」であるため、出発ぎりぎりまで決めかねていた「4・3平和公園」を訪ねる事に関しての正直な躊躇の気持ちを説明すると、「お返事は明日でも宜しいでしょうか?」

私からは「済州島出身者(当事者の身内)として、日本人を案内するのは避けたいというお気持ちが強かったら、断念する事はやぶさかではないので、くれぐれも無理をなさらないように」と返事

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

さあ,出発。

最初の目的地は空港にほど近い「済州自然史博物館」  館内撮影禁止  大人入場料約100円  館内写真はこちら

           

済州島全体が火山である事が、素人にも、外国人にもよく判るような親切な展示ではあるが、親切展示にありがちな子供っぽさはなく、また極端な玄人好みでもない

  ・・・・展示&表示以上の説明ができる夫さんをつけてもらった意味がある、という次第・・・・

 

地質がスカスカ、水はけが良すぎるので稲作(特に水稲)は極々限られた地域以外では無理

また、死火山と思っていたら、一部の研究者は「また噴火する」と言っているそうだ・・・ 門の前に展示されている噴火時の大人の身長なみの火山弾(?礫?)にびっくり

火山と聞いて温泉が出るかと思いきや、「日本の温泉掘削技術者が来て、物凄く深く掘って、やっと温度の低い温泉が出る程度で温泉の楽しみは薄く、体感する地震もなく、計器に記録される程度の地震でも年に数回ある程度で、火山に住んでいるという意識はありませんね、我々には」

島の成り立ちを知り、まるで日本の海水浴場の海の家のような距離に町並みがあるのを見ると、地震大国の日本人としてはついつい津波の心配をしてしまうが,夫さんは「津波という現象を、3・11のニュースをTVで見るまでサーフィンの大波のようなものとしか思っていなかった、というのがこの島の人間の大方の認識だと思います」

「耐震基準は?」と聞いてみたら、「昨今、本土では定められた基準にそって建てられるようになってきていますが、ここではまだ・・・・」

 

ちなみに、済州島の伝統的な一般家屋の造りは、石積み・茅葺きを縄でしっかりとめるという、石だらけの土地柄 & 稲が採れないので茅、という資材の理由と強風対策を兼ね備えた平家建て構造になっているのが、鄙びた風情を漂わせている

なお、家の石壁を特別厚くし(しっかり粘土で固め)、焚き口を設けて熱を伝わらせる「オンドル」が完備している・・・ オンドル部屋が欲しい!

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

博物館を出て,海岸線を西に向かって車を走らせる事1時間。

「モン・セン・イ」(馬という言葉の済州方言) という名の、染色家・服飾デザイナー・企業家であるヤン・ソンジャさんの工房&店舗へ

   ホームページはこちら

なお、済州島と馬には「元」が絡んだ深い縁があるが、その事跡については次回訪ねる事に・・・ モンゴルによる高麗併合

 

       

    

目的は柿渋染めの布」を買い求める事 ・・・・渋柿染めではありません、念のため・・・・

パリッとした木綿で作られる男女兼用の労働着ガルオッ(褐衣)用の布

一時期ほぼ途絶えた状態になったが20年ほど前に復活し、今は島内の大きな道筋には様々に加工された製品を仕入て販売する店がいくつも並んでいる

染色現場まで見るつもりはないが作っている人に会って見たいと思っていたので、島で「名人」と言われている方の所へ連れて行ってもらって良かった!

今は様々な太さの糸と素材で織った布に柿渋以外の天然染料でも染めているので、その趣の異なる布たちに目移りして少々迷ったが、「ここは初志貫徹」、最も伝統的な布を1反9万9千ウォンで購入

 

その後、店内の「人形」にかなり心惹かれるも、いささか演出された素朴さ(?)に、「欲しい・・・ でも,飽きるだろうなぁ・・・」、ここは断念

欲しければまた来ればいい!(笑)

 

キム・ギドク監督 のヴェネチア国際映画祭でガルオッ着用画像は こちら

 このページ最上段へ

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

更に車をぐるっと西南に走らせ「お茶の博物館」   入場無料  写真はこちら

正式には「o´sulloc(オ・ソルロ)ミュージアム」   

「オ・ソルロ」を直訳すると「オ雪緑茶」、この場合の「オ」は感嘆詞との説明

 

  茶の木で飾られたカップはちょっと枯れぎみ      『東茶領巻一』         青磁              茶畑  

  

 『東茶領』・・・ お茶に関する書物である事は確かですが、ただいま調査中  情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご一報戴きたく!

 

ミュージアムとはいっても、各種の味を付けた若者向けの新しいタイプのお茶と高級化粧品を手広く展開している化学企業のPR用建物

周辺は日本の茶処と似た環境で済州島で茶園ができる数少ない場所

道路を挟んで広がる茶畑のさらに奥の茶畑で、高句麗の「広開土王」を描いたTVドラマ「太王四神記」第3話 の撮影が行われた

今回のような雪の降る季節でなく、青葉の季節だったら、さぞ美しいでしょう

 

韓国での茶の文化は、仏教と連動して盛衰し、仏教国であった百済・新羅・高麗などの時代には盛んであったが、儒教を国是とした李王朝時代には仏教排斥とともに衰え、今でも一般家庭で日常的に茶を飲む文化はほとんどないそうだ

王宮や 両班 家庭では喫されてきたが、その場合も日本で言う「煎茶手前」のような形式で、抹茶を茶筅でという形式ではない

しかし、せっかくの「お茶博物館」なのだから、もう少し茶の歴史・茶道具・お手前などを見せる場があっても良いのでは? これだけの施設がもったいない! 

 

韓国式茶道」は伸びやかな優雅さがあって好きです!

新宿四谷の「駐日大韓民国大使館 韓国文化院」のビル内に造られた 韓国式家屋 と庭での本格的な「韓国式茶道」は一見の価値があるお薦めスポット

蛇足ながら、この文化院には 資料室 が併設されていて、韓国研究の書籍雑誌の他に、古い映画などの映像の閲覧も可能(貸出不可、閲覧無料)

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

3人で早めの夕食をするために、(普段家族でご飯を食べに行くような店がいいとお願いしてあったので) 夫さんの友人が経営しているこじんまりした 郷土料理店

      

お決まりの小皿が列んだところで(注文しなくても自動的に列ぶ)、「小皿料理に決まりは?」と聞いてみると、「キムチ2種類とナムル1種類は絶対に欠かせないですが基本的には店主の方針しだいで、この店では毎日違った組み合わせにしていてアイディアがいいです。」

注文料理の味は勿論だが、この小皿類が豊かで気が効いていて美味しくなければ店には閑古鳥が泣くという結末が待っている

普段はあまりタコを好むわけではないが、このお手製タコ・キムチは抜群・・・  いや、待てよ? キムチとは発酵食品でなければならないのにタコ? もしや和風? それとも和え物のムチム?

林檎のようなのが2個盛り付けられているのは、済州島御自慢のジャガイモ(ちょっと甘めに煮付けて)

 

注文は夫さんにお任せ

手前に見える釜飯の釜のような土鍋には入った卵料理は、数個の卵で作るそうだが、途中でひっくり返したり、なかなか家庭で作るのは難しいと

茶碗蒸しと卵焼きの中間のような食感で、ふっくらのわりにしっかりしていて、とても美味!

   どうやら「ケランチム」という料理のようで、 動画1  動画2  と  レシピ がありましたので釜飯の釜で作ってみましょう!

車の中から電話で焼き始めを指示してあった「太刀魚」登場! 済州島で食べるべきモノのひとつ

醤油を必要としないほどしっかりした味!

昨今、済州島近海にも中国船が出没して大きな網で根こそぎ採ってしまう為、「太刀魚が高くなって」いるとか、沖縄の珊瑚同様

3人分で4万ウォン支払い

近隣に住む日本人常連客も多いようで、結構な数の日本人名の記されたボトルがキープされている、ということは「味と愛想が良くて値段お手ごろ」と言う事か

 

ご存じの方も多いとは思いますが、韓国ではスプーン(日本で使用されるモノよりは平べったい感じ)はご飯と汁もののためです、念のため

   初歩的な韓式食作法は こちら に・・・食文化に関する様々な情報も

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

早めに ホテル 入り。

今までに、韓国最高のホテル、ホテルのオンドル部屋、韓式旅館、ユースホステル(80年代の発掘現場近くには宿がなかったので)、といろいろなタイプの宿に泊まったので、今回は「朝食のみのビジネスホテル」をリクエスト

ということで、韓国ビジネスマン・日本人格安ツアーなど御用達のロベロ・ホテル

日本で私が愛用する「R&B」などのような必要最小限の設備のみで私には好ましいが、ホテルに「安全に寝る」以外の価値観がある方には不向き

ネット上の評判記でも好悪が分かれている

  

    シンプルそのもの                               ホテル前に印象的だが何の説明もない不思議な像3体(2体?)

 

   

 

大変地の利が良く、眼前には「済州牧官衙」(牧は日本の県程度の行政単位)、近くにはセブン・イレブンと韓国のコンビニ(どちらも24時間営業ではない)、銀行、郵便局、フードコートもある地下商店街、市場、etc.  

なんとも便利・・・ 空港も近く、室内から離発着する飛行機が見える

    

 

一瞬コンビニと間違えた郵便局      トレードマークは「チェビ(ツバメ)」

鳥つながりで・・・ 韓国の国鳥(とはいっても、どうやら正式なものではないよう ?)は「カチガラス」 カササギ

樹木の高いところに、細い小枝や藁のふんわりしたやや楕円の固まり(巨大大福を軽く潰したような)を見る事があるが、これがカチガラスの巣

韓国らしい、枯れた風情のある、私の好きな景色のひとつ

泣き声はその名の通り、カチカチ、と少々喧しい(笑)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10日(火)

初めての土地での恒例、6時頃に街を歩く、をしようと思い外を見るとかなり暗くてコンビニ以外は開いていない! 人も歩いていない、やむを得ず室内に

 

7時から、洋風でもなく、韓式でもなく、中華も混じる、なかなか不思議なバイキング朝食をすませてから、セブンイレブンへコーヒーを買いに

日本のセブンのマニュアル通りの愛想の良さはない!(笑)

コーヒーの種類の多さに戸惑うが、湯水の出る機械と電子レンジで自分で仕上げて、ということらしい

電気水道無し、夜討ち朝駆け、することいっぱい、調べる記録魔、の忙しい旅が当たり前の身としてはちょっと暇

 

約束の9時に韓さん夫さん登場

車に乗る前に、昨日相談した追加についてさらっと「2ケ所追加、4時間必要なので、20万ウォンで宜しければ」という返事、3日めの昼からにお願いする

 このページ最上段へ

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

驚くほど立派な建物の「国立済州博物館」   館内撮影禁止   入場無料    館内写真は こちら  

    

埋葬する時に立てた像で今は磨耗していて判別できないが生前の職業にまつわる持ち物を手にしている

 

本土(韓国では陸地と言う)の博物館のような、国宝がずらずらっと、というレベルではないが、地元を判り易く説明しようという熱意が好ましい

ここでの展示説明にあった「三別抄の乱」を根掘り葉掘り、夫さんから説明版の何倍も詳細に説明してもらい、私の好きな映画「武士 MUSA」の中で 国民俳優 アン・ソンギ 演じる役名「別抄」についての長年の疑問解消!(笑)

 

体験コーナーがあり、紙を買い求めると収蔵品のレプリカ木版(5点)を自分で印刷できると言う事で、夫さんがぼんやり見とれている私を置いて紙を買いに

特に気に入った2点を印刷すると、時計と他者に配慮する事から完全に解き放されて、気持ちのままに、またまた他の絵に見とれている私をしり目に、夫さんがドライヤーで乾燥

<歳寒図>

秋史(彼の号) 金正喜(キム・ジョンヒ) が済州島での流刑生活中に描いた作品で、国宝第180号に指定されている。

正喜が済州島で流刑生活を送っていた時、北京から貴重な本を手に入れて来た弟子の李尚迪(イ・サンジョク)の人柄を、真冬でも青い松と五葉松(松柏)に例え、そのお礼に描いた絵である。

水墨と乾燥筆、筆画の感覚だけで描かれた横長の絵には、一軒の家とその周りに松柏が2本ずつ左右対称に描かれており、残りは空白になっている。

朝鮮時代の文人画の最も代表的な作品として評価されている。

 

<大東輿地図の済州>

大東輿地図とは、朝鮮時代の哲宗12年(1861年)に 金正浩(キム・ジョンホ)が木版用に製作し22個にまとめた全国地図のこと。

国宝第850号に指定されているこの地図は、韓国の歴史上で最も優れた地図と評価されており、その大東輿地図に描かれた済州島の姿である。

 

 (ハングルからの日本語訳は、高麗大学を出て今は字幕翻訳世界にいる昔の生徒、玲子さんにお願いしました)

 

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

最初は各地の開発で行き場を失ったトルハルバンを集積してある「トルハルバン公園」を希望していたが、工事中との事で 「済州石文化公園」 に変更

トルハルバン

トル=石の、ハルバン=ハラボジ(おじいさん) 

       

                  

  「済州石文化公園」  全体図 & 写真は こちら     大人入場料約500円

     

これがなかなか微妙な施設(笑)

総面積100万坪、全体が完成するのは5年ほど先との事

石好きのお金持ちが蒐集した膨大な量の石たちを中心に、済州島各地から出て来た巨石や変わった形の石を集め、いろいろなテーマに沿って展示

日本で石好きと言えば○○石と名付けられた美しい石や珍しい石を集めるが、この収集家は「見立て」に惹かれたようで、「そう言われてみれば ○○に見えなくもない石」が、その広さに任せて際限なく展示されている

この瓦礫の固まりのような石に ライトを当てると 「母子観音」になる!

このページ最上段へ 

しかし、ここは、税金で作られた公共施設、のはず

この広大な土地を確保し、物凄く経費のかかる巨石を島中から運搬設置、そして殆ど見学者は来ない! 

別につまらなくはないが、歩くのが嫌いな方にはお薦めしかねる場所

一番感じたのは、こんな計画を行政に承知させて莫大な税金をもぎ取ってしまった推進者がいるはずで、その馬力と政治力に敬服(笑)

 

ほとんど人影のない園内なので(必ずしも天気のせいではない)2人とも全くボリュームを下げる事なく、山の中のような音量で喋り続ける(笑)

ベテランとは言え、夫さんにすれば外国語での多岐に渡る会話を、超お喋りの私と互角に続けるとは、大した能力です

ロシア語の勉強も始めたとか!

 

ここで聞いた夫さんの友人の話

この地が山であった頃、その友人にとっては蕨の採集地だったそうで、毎年その季節が来るのを楽しみに・・・

この施設の工事が始り立ち入る事ができなくなった時、「蕨が採れなくなったじゃない!」

元々は他人様の蕨が、長年お目こぼしで楽しませてもらっている内に、「私の蕨」になってしまったようで・・・ でも、何だかこのおばさん、憎めない!(笑)

  

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

昼食として,麺の店へ。

日本のうどんよりはやや細くやや固め。豚のダシ入りを注文し、さらに夫さん注文の汁なし辛み麺をちょっと試食させてもらうがどちらも美味!

 

昔の日本でも紙を貼ってスリガラス替わりにしたように窓ガラスに紙が貼ってあるが、それが「漢字ハングル混じり文」、漢字の次の小さなハングルは読み(日本風に言えば振り仮名)

印刷した紙が販売されていると言うが、これが本来の使用法かどうかは聞き漏らした

壁にかかっている肉筆画が気になっていたが、レジで聞いてオーナーの作品であることが判明、オーナーの自画像も

     

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

済州民俗村博物館」     場内画像は こちら   大人入場料約800円

済州島には「民俗村」が2カ所あり、済州島各地から移築された古民家群である「済州民俗村博物館」よりは、住民が生活している状態の 「城邑民俗村」へ行く場合が多いのだそうだが、建物そのものに興味のある私にとってはこちらのほうが好都合

   自分の家を建てる時に、韓国式の家を建てたかったが、構造上「防音室」を作るのが難しいので断念したくらい

様々な形態の建物が集まっているので韓流時代劇TVドラマのロケに使用される事があり、あちこちに大きな写真が置かれているのが、正直、ちょっと、いや、かなり邪魔(笑)

  

         (中央)村内のこのような道(径?)をオルロと呼ぶそうでなかなか雅な         燻製の道具

 

 

流人の家 流人とはいっても国事犯レベル 

  

茅葺屋根を縄でしっかり留めてある(風の強い土地)

 このページ最上段へ

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

「申栄映画博物館」   館内写真はこちら  大人入場料約600円

俳優・申栄均 の寄付から生まれた韓国で最初の映画博物館。

イム・グォンテク監督 1978年製作の名作「族譜」からの韓国映画好きとしては「聖地」です! 

                      韓流TVドラマはごく一部の時代物を除いて苦手、映画とドラマは全く別世界です、念のため(笑)

 

レンズの形をした入り口                             前庭には巨大化した映画祭のトロフィー

 

   

映画界に功績のあった人々の胸像                   イム・グォンテク監督

   

このような写真パネルが数面             (中央)アン・ソンギ手形             木製「鉄腕アトム」

 

 年代順解説がこの形で現代まで続く・・・ 全部撮影してありますのでご希望の方はご一報を

 

館内のスクリーンにはチャップリン映画にハングル字幕

以前、戸田奈津子さんがゲストの番組で「字幕は日本独特の文化」といった趣旨のテロップが出ていたので、これはちょっと珍品?

 

前出の玲子さんからのコメント

韓国でも字幕映画もあることはありますが、字幕のルールが日本に比べて緩く・・・

読み切れるかどうかという字数制限もなく、

日本では「カット収め」と言って、カットが切り替わる前に音声が消えていれば切り替わる前に字幕を消し、

字幕が自然で邪魔にならないこと、見る人にストレスを与えないことを優先しますが、そういう決め事などがあまりないと・・・

 

 

          日本語で書かれたお薦め書籍 

          『韓国映画史 開化期から開花期まで』キネマ旬報 キム・ミヒョン・編 根本理恵・訳 2010年

          『韓国映画の精神 林権澤監督とその時代』岩波書店 佐藤忠男 2000年

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

ホテルで荷物とノート整理をすませてから、面白い階段の地下街を一巡し(長い地下街に数カ所ある出入り口の階段にはそれぞれ異なる絵が描かれている)、

本箱?  踏み外しそう!(笑)

 

危うく派手なスーツケースを買いそうになるが踏み留まって地上へ、

GS25という韓国資本のコンビニで、正体は判らないが「辛そうなサンドイッチ」とコーヒー、水を購入

本場のロッテリアへ行きたかったが、新市街地にはあるが、この旧市街と今回巡っている地域にはない、またミスタードーナツはまだ進出しておらずダンキンドーナツだそうで

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

11日(水)

いささか支離滅裂なバイキング朝食をすませてから、コンビニでコーヒーを買って・・・ 「済州牧官衙」の開門待ち

 

追加リクエスト2ケ所へ行くための集合は11時なので、その前にひとりで「済州牧官衙」  場内写真はこちらでご覧下さい   

大人入場料約150円(65歳以上無料という規定は、現在、外国人には適用されない・・・ つい数年前までは適用されたそうで)

物価はほとんど日本と同じであるが、博物館等の入場料は比較的廉価

この官衙は復元建物ではあるが、発掘してここにあった礎石の上に建ててあるので充分見学価値がある

 

塀の外に一棟だけある「観徳亭」は現存する済州最古の建物(1448年建造)

科挙(官僚・政治家になるための文科と、軍幹部になるための武科)の武科合格者の修練の様子を見る事から始ったそうで、現在では様々なイベントがこの前で行われると

この「観徳亭」という扁額の文字は、ハングル(訓民正音)を制定した李朝第四代国王 世宗 のすぐ上の兄「孝寧大君(大君 = 王の正室から生まれた王子を意味する)」の手蹟、との説明を夫さんがしてくれたが、世宗王の三男 安平大君 の手蹟という説もある

この孝寧大君は、書家として、文人として、李朝が排斥した仏教の擁護者として、そして当時としては稀な長寿を全うしたことで有名

両大君ともに国一番の能筆家として著名であるが、安平大君は政争に破れ実兄の首陽大君(後の七代国王・世祖)によって流刑に処せられ36歳で賜死、と、孝寧大君とは正反対の生涯を送った

さて、いずれが正しい?  これは宿題

しかし見事な!

全体図の1番が観徳亭      扁額  

     

    観徳亭の周囲には表情の異なる「トルハルバン」が数体・・・ しかし、お土産用に売られているのはドングリ眼すぎて風情に欠ける!

トルハルバン

トル=石の、ハルバン=ハラボジ(おじいさん)  

右手を上げているのが文人、左手を上げているのが武人、2体ひと組で向い合せに建てる

                       

              

   

全体図   

場内写真は こちら でご覧下さい   

 

場内には体験スペースも設けられているのでお見逃しなく  事前にちょっと古代史をおさらいしてからいらっしゃると、その「判らせよう熱意」を感じる事ができます

 

  

 このページ最上段へ

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

11時に集合  

両替えに行った銀行の前でヤクルト販売員に出会う  

写真を撮らせてもらったら、ヤクルトを2本戴き、夫さんが支払おうとするも受け取ってもらえず、有り難くご馳走に! 全く見ず知らずの人だそうで

   ハングルではこう書くのですね

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

「三姓穴」  写真は こちら   大人入場料約250円

   大きな一対のトルハルバン(もう一体は木の下)

 

    

 

太古の済州に「高、梁、夫」の3つの姓を持った3人の神が、このすり鉢状のくぼみの底の三つの穴から現れた、という創世伝説の地

通訳の夫さんは、この神の子孫だそうで

後に東の碧浪国から来た美しい3人の姫を妻として迎えた

その後の子孫達は、産業と五穀の栽培を始めて集落を作るようになり、約900年後に皆の人望を集めた高氏を王とする王国が成立したとされる

 

ここで、夫さんから、日本の神社に関する質問があり、伊勢神宮と出雲大社その他の神社を説明し・・・・ 油切れで軋みはじめた脳みそフル回転で答をひねり出す(笑)

  

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

「4・3平和公園」  こちら でバーチャル参観、バーチャル参拝できます

  『お薦め参考資料』

4・3事件」は、軍人出身大統領時代はタブーとして語られる事がなかったが、2003年に 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領 就任で初めて政府としての謝罪が表明され、2006年に島民に対しての正式謝罪が行われた

近年、やっと映画に描かれるところまで来て、映画「チスル」は2014年に日本でも公開された

 

快活にあらゆる質問に答えてくれていた夫さんが、「4・3記念館」では、ちょっと迷ってから、さりげなく私を誘導して避けた場所が・・・・

行くか行かないかを迷っていた時期に、サイト上でバーチャル参拝していたために展示内容を承知していたので、夫さんの配慮に従う事に

   「洞窟の虐殺現場を完全リアルに再現した特別展示」

夫さんは、2日間の多様な会話から、どこまで知っていて、どこまで話しても大丈夫かの見極めはつけていたようだが、事は「3・1抗日運動」から始まるので、やはり某かの躊躇が? 

理由はどうあれ(本当のところは判らないが)無理をする気はない

 

様々な深刻な展示ばかりであることは避けようがない中で、「アートウーク(アートワークの誤植?)」と称する 11点の美術作品群が強い印象を与えている

具象、抽象と表現方法は様々、最小限の説明しか記されておらず、夫さんも説明する事なく、私が心のままに行きつ戻りつしながら鑑賞している間、私の視界に入らないように位置をとって、黙って待っていてくれ、見終わった後も感想を聞く事もなく

言葉で表現しようとすると原稿用紙何枚でも書けそうな気もするし、一枚も書けないような気もするし

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------               

このページ最上段へ 

会話諸々

日本と朝鮮半島(韓国式表現では 韓半島)の古代史&近代史、 朝鮮通信使、 連座制、 ドキュメンタリー映画『李藝』、 対馬宗氏、 宗武志氏、 徳恵翁主(翁主 = 王の側室から生まれた王女)、 韓国の映画史、 日本と韓国の贈答の違い、 etc. etc.

----------------------------------------------------------------------- 

 

済州島が、突出した人物は生まないが道(日本の県に相当)単位での就学率が高い理由は?

済州島が政治犯の流刑地であった事が大きな理由と言われている

雑罪ではなく高いレベルでの政争に負けた人々が配流され、生活の糧を得るために文字を教え、中には子を成す流刑者も

西郷隆盛のように配流地で成した子を流刑を解かれた後手許に引き取るという事はなく、非嫡出子としてそのまま島に置かれる事になるが(どんな名家の子でも非嫡出子には科挙を受ける資格すら認められなかった)、教育を受けた人間が増えていき全体的にレベルが上がり、それが今日まで教育熱心という形で続いている、という

 

----------------------------------------------------------------------- 

 

Y:1980年代には発掘報告書が漢字ハングル混じり文で書かれていたので、私でもなんとか文意を読み取る事ができたが

P:幼い頃には新聞の見出しは漢字で本文はほとんどハングル、という状態だったのが、政府の指導で漢字を使わないようになった

小学生の頃には、通学途中で見つけた漢字(看板その他の)を学校に報告するように指導されていた

しかし、そこまでしてハングル一辺倒にしたはずが、今でも仕事で必要な書類や役所に提出する書類には漢字が使用されるので、(小学校ではハングルと英語しか習わない)中学になると「漢字」という授業が始り、これが結構負担になっている

「漢字」そのものを習うのですか? それとも「漢文」?

「古文」という捉え方ですが要するに「漢文」です。 親達でも教えるのが大変なので、学習塾、英語塾、漢字塾、と行かせる事になり教育費が大変なのです

おまけに日本と違って大学入試は一発勝負で人生が決まるし・・・

日本のTVニュースでは毎年、風物詩のようにして「韓国の大学統一テストのパトカー騒ぎ」が報じられますよ

「えー、それはびっくり(笑)」

 

韓国の一般庶民家庭では男子子供部屋、女子子供部屋というのが普通で、日本のような完全個室でない場合が多く、

都市部の受験生は民間が経営する「自習室」というレンタルルームのような場所で夜遅くまで勉強する事もあるので、

その経費と、帰宅が深夜になるための日々の送迎が、親にとってかなりの負担になると

学習塾、英語塾、漢字塾、自習室、これの到達点があの毎年のパトカーまで出る騒ぎと知ると、いささか切ない

 

前出の玲子さんからのコメント

大学受験についての余談ですが、パトカーの出動だけでなく、当日は飛行機の運航時間も変更になります。

英語のリスニングのテストの時間に上空を飛ぶことを避けるため、大韓航空では、該当便の出発時間を遅らせていました。

(恐らく韓国系の航空会社だけだと思いますが、外国系の飛行機も同じように音がするはずですよね…)

受験に対する気合いの入れ方が、日本とは全然違いますよね。

日本では一般的な中学や高校の部活動が、韓国ではほとんどありません。

高校3年生になると、お弁当を3つ持って学校に行くそうです。

朝6時頃に行って1つ目のお弁当、お昼に2つ目のお弁当、最後は夜に食べ11時頃までずっと自習する毎日だとか…

 

 

----------------------------------------------------------------------- 

 

P:韓国では三代続いた商店とか職人技の三代目というのはかなり珍しく、TVでとりあげられるくらいですが、日本では珍しくないですよね?

Y:私が直接面識あっての話ではないですが、ある新聞記者が京都の寺に菓子を納めに来ていた若者に「何代めですか?」と聞いたら、「私の祖先は信長公に餅をお納めし、それ以降ずっとこの家業です」と答えたのを聞いて吃驚した、という話があります

100年以上続かないと「老舗」というのはちょっとおこがましいと思います、特に京都では100年では自慢になりませんので

では、そのような家では男の子でも大学には行かずに家業を継ぐのですか?

いえいえ、世間で一流大学といわれているような大学や大学院を出て、時には留学して、大手企業に勤めて、それから家業を継ぐために改めて修業をする、という事も物凄く珍しいというわけでは・・・ 京都大学で数学を専攻した後に華道家元を継いだ方も

大学を出てから菓子職人や酒造り、華道ですか! 男の子が! 

我々は自分の子供を少しでも良い大学に入れて財閥企業に就職するように親子で頑張るのが普通で・・・ 価値観が違うのですねぇ 

李朝時代の「技」や「術」を必要とする職業に対する卑賤意識が残っているのでは? 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------  

 

初日の郷土料理店で「甘鯛」を焼いてもらうと、一匹が開きになってそのまま焼かれてでてきたが、豪快で美味!

チヂミも良い味

4万5千ウォン支払い

 

しかし、以前、生徒の母上から本場のチヂミの作り方を習ったのに、自分で作ると、どこかが違う?

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

土産物屋に立ち寄り、預け荷物なしのため水物は購入できないので、韓国内ではここでしか採れない蜜柑のドライ物と韓国海苔を買い、ウォンをほぼ消化して終了

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

済州国際空港 

空港はこじんまり & すっきりさっぱり               スーツケースの形をした赤いゴミ箱が可愛い

             

帰国便の席が往路と同じ

「ひさしぶりの満席」とカウンターの女性が言っていたが、確かにぎっしり

 

時間きっちりに出発し、2時間半後の予定時間にぴたっと成田着!

凄い、大韓航空(笑)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

観光旅行日記とは言いがたいマニアックな内容に最後までおつきあい下さった方々に感謝です

初・海外ひとり旅は、全く商売にならない仕事を引き受けて下さった GNHトラベル山名社長 のおかげで 120%の大満足でした

38度線以北にある「高句麗」と「渤海」の地を踏むのは、まだ難しそうです

さぁ、韓国で残るは「38度線

いつになるか

 

 

資料を必要とされる方は以下を

600件以上の資料検索は こちら

  地図に関する参考文献は こちら

 このページ最上段へ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

のろ亀館長の ブータン写真旅日記(1983年から2013年まで21回)

  

ブータン館写真旅日記 番外編

世界一標高の高い「ホテル・エベレスト・ビュー」 3880mに建つホテルに泊まるためだけにネパールへ!  

チベット写真旅日記  青藏鉄道に乗って15年ぶりのラサへ!

  遼東半島  7回めの中国は大連、旅順、アジア号、ヤマトホテル、満鉄、路面電車、粉食 etc.

ミャンマーの旅  安井昌二の「ビルマの竪琴」が映画元年世代憧れの地

 

未掲載 

中国、韓国本土、台湾、カンボジア、ベトナム、タイ、インド、ウズベキスタン(サマルカンド)、パキスタン、

モンゴル(ゲル作り馬キャラバン)、イギリス、ドイツ、フランス、オーストリア、イタリア、スペイン、スイス 

 

 

 『ブータン館 BHUTAN-KHANG』 トップページへ