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2004年《 ラヤ・トレッキングを終えて、帰国前に立ち寄った岸壁にへばりつく尼僧院 》
ボクの名前は「くま」
「熊」ではありません「くま」、2004年の干支です。
このホームページ「ブータン館 BHUTAN-KHANG」の館長こと「のろ亀」が、犬のボクに何の断りもなく勝手に命名しました。
のろ亀館長は、自分の撮影した写真がいつの間にか、何の連絡もなく、ブータンで切手になって販売された経験から、
「ブータンの犬だから、まぁ、いいか」と思っているのではないでしょうか。
今日は、一般の観光コースではないボクの住んでいる尼僧院へご案内します。
西ブータンのパロ県とハ県の境にあるチェレ・ラ(チェレ峠 公称 3988m
)の10km
程パロ寄りの自動車道路から見上げてください。
岸壁にへばりつくように建っている一群の建物がみえます。
これが
KELA DECHEN YANGTSHI ANIM DLATSHANG (ボクにはよく判りませんが、この尼僧の書いたスペルはちょっと怪しげ?)
ANIM
が尼僧を意味し、ANIM DLATSHANG
で尼僧院だそうです。
向かって右の写真は300ミリ(?)の望遠で撮影したモノです。 かなり遠いですよ(笑)
尼僧院へはこの赤い看板の所から山道(ブータン犬のボクにはただの生活道路ですが)を、約1時間登ってください。
歩くしか方法はありませんので頑張って !!!
きつい石段などは比較的少なく、だいたいこんな道が続きます。
・・・・というか、のろ亀は、大変な道では息があがってしまい、写真を撮っている余裕がなく・・・・楽なところの写真しかありません
一見何でもなさそうですが、富士山のてっぺんくらいはあるわけですし、まぁ、皆様はトレッキングシューズの方が賢明ですね。
もちろんブータンの人たちは普通の靴でサッサと歩きます。最近のティンプー暮らしの人々を除けばこの程度の道は日常生活の範囲ですから。
もうひと踏ん張りしてください。
そろそろ最初の建物が見えてきました。
さぁーーー、着・き・ま・し・た。
建物が崖にへばりついているのがお判りになりますか? 向かって右は薪の壁です。どうやって積み上げたのか不思議なくらいの高さです。
老若45名の尼僧が修業に励んでいます。
ボクの仲間も何匹もいます、そしてネコたちも。
しかし、ここまで登る道は歳をとると辛いでしょうね・・・・・きっと
今日は、他の僧院から僧(白髭の男性)が楽器の指導にきています。
のろ亀館長がボクを「くま」と命名したのは、この時の顔見世のせいだそうですが、熊に見えますかね?
ちなみに、冒頭でボクが寝ていたところは、尼僧院入口の脇にちょっといい加減に積まれたグラグラする石(接着してありません)の上です。
皆様が、ボクのように心穏やかに、長閑に、ゆったりとお過ごしになれますように、この尼僧院でお祈りしています。
お帰りの足許にはくれぐれもご注意を・・・・・
「くま」より
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